2015年06月24日
KTWウィンチェスターM1873カービン改造その1
久しぶりにミリブロらしい投稿になります。
何か月も前になりますが、TSCメンバーのズッキーさんからこんな素晴らしい物を譲って頂きました。
ずっと前から気になってたKTWのウィンチェスターM1873カービンです!
元々はん士郎さんの物だったのが、ズッキーさんに渡りハマーの元に来たということで
ん士郎さん・ズッキーさん有難うございます!!
これを手に入れたら、絶対に弄りたい箇所がいくつかありました。
KTWのM73を触ったことがある方はご存知かと思いますが、コッキングが重い!
レバーアクションなんですが、途中で引っかかりを感じるし構えたままのコッキングは厳しいです。
あと、鬼のように思いトリガープル!ハマーは初めて触った時に壊れてるんじゃないかと勘違いしました・・・
初速はマルイ0,2gで88~89m/s前後と安定しています。さすがエアコキ。
初速は少々下がってもいいので、コッキングを軽くする為に以前から考えてたのが
同じKTWのイサカライアットのスプリングと交換。
うちにあるイサカソードオフとライアットを比べるとライアットの方が初速が低いんですよね。
スプリングの互換性もありそうだし、上手くいけばライアットの初速を上げてM73のコッキングを軽くできるかも!
で、両方バラシてみました。
イサカはよく分解してたので簡単でしたが、M73は難儀しました。しかも引っ越しで取説を紛失してたので。
ピストンはストロークが全然違います。
上がM73、下がイサカライアット。そら、これだけストロークが短ければスプリングの強さがないと初速は稼げませんね・・・
スプリングがこちら
上の長い方がライアット、下がM73です。長さはライアットが長いですが、硬さはM73の方が硬いです。
見た目の径は同じなんですが、微妙にM73のスプリング径が太いです。
分解したついでにやっておきたいのが作動部の研磨です。
これはM73ユーザーの方達がよくやっているようで、ネットで調べれば結構出てきますね。
よく磨いておきたいのはピストンを引っ張る鉤爪のようなパーツ。側面は結構ガタガタしてます。
正面からの画像しか撮ってなかった、スミマセン・・・ 側面をペーパーで研磨してリューターで仕上げました。
組み立てた状態がこちら赤線で囲った部分です。
あと抵抗になってそうなのが、プラ製のシリンダーハウジング?(黒いプラパーツ)の側面のパーティングライン。
この辺は金属製にしてくれたら抵抗少なくなりそうなのに、残念な部分です。
ピストンの端っこの下に直接シアが見えます。
トリガープルを軽くするために、シアのピストンと接する面を少し削りました。
赤線で囲んだ部分が削った箇所です。
これと並行作業でライアットにM73のスプリングをセット。ちょっと径が大きいのでピストンにねじ込みながら・・・
普通に組み込むとスプリング長は短いのに初速が0,2g弾で100m/s超えちゃったんで、
スプリングを一巻きずつカットして初速94m/s前後に落ち着きました。
M73を分解したら、イサカを何回も分解するのは全然苦になりません(笑)
M73の取説がないので組み立てる時にも難儀しました。
なんとか組み立てて、BB弾を装填してコッキングをすると・・・コッキング軽ぅ!
しかもトリガープルまでうちのL96並に!
テンション上がりまくりで初速を測ろうともう一度コッキングすると・・・ あれ!?
シアがかかってる感触がない。もう一回・・・
アカン! やってもうた~!
調子に乗ってシアを削りすぎたようです。
何度も分解するのがイヤで横着した結果がこれです。
仕方がないのでKTWにシアとついでにピストンシリンダーセットの発注をして
このM73にやりたかったもう一つの作業の為の材料も注文しました。
とりあえず、今回はここまで
何か月も前になりますが、TSCメンバーのズッキーさんからこんな素晴らしい物を譲って頂きました。
ずっと前から気になってたKTWのウィンチェスターM1873カービンです!
元々はん士郎さんの物だったのが、ズッキーさんに渡りハマーの元に来たということで
ん士郎さん・ズッキーさん有難うございます!!
これを手に入れたら、絶対に弄りたい箇所がいくつかありました。
KTWのM73を触ったことがある方はご存知かと思いますが、コッキングが重い!
レバーアクションなんですが、途中で引っかかりを感じるし構えたままのコッキングは厳しいです。
あと、鬼のように思いトリガープル!ハマーは初めて触った時に壊れてるんじゃないかと勘違いしました・・・
初速はマルイ0,2gで88~89m/s前後と安定しています。さすがエアコキ。
初速は少々下がってもいいので、コッキングを軽くする為に以前から考えてたのが
同じKTWのイサカライアットのスプリングと交換。
うちにあるイサカソードオフとライアットを比べるとライアットの方が初速が低いんですよね。
スプリングの互換性もありそうだし、上手くいけばライアットの初速を上げてM73のコッキングを軽くできるかも!
で、両方バラシてみました。
イサカはよく分解してたので簡単でしたが、M73は難儀しました。しかも引っ越しで取説を紛失してたので。
ピストンはストロークが全然違います。
上がM73、下がイサカライアット。そら、これだけストロークが短ければスプリングの強さがないと初速は稼げませんね・・・
スプリングがこちら
上の長い方がライアット、下がM73です。長さはライアットが長いですが、硬さはM73の方が硬いです。
見た目の径は同じなんですが、微妙にM73のスプリング径が太いです。
分解したついでにやっておきたいのが作動部の研磨です。
これはM73ユーザーの方達がよくやっているようで、ネットで調べれば結構出てきますね。
よく磨いておきたいのはピストンを引っ張る鉤爪のようなパーツ。側面は結構ガタガタしてます。
正面からの画像しか撮ってなかった、スミマセン・・・ 側面をペーパーで研磨してリューターで仕上げました。
組み立てた状態がこちら赤線で囲った部分です。
あと抵抗になってそうなのが、プラ製のシリンダーハウジング?(黒いプラパーツ)の側面のパーティングライン。
この辺は金属製にしてくれたら抵抗少なくなりそうなのに、残念な部分です。
ピストンの端っこの下に直接シアが見えます。
トリガープルを軽くするために、シアのピストンと接する面を少し削りました。
赤線で囲んだ部分が削った箇所です。
これと並行作業でライアットにM73のスプリングをセット。ちょっと径が大きいのでピストンにねじ込みながら・・・
普通に組み込むとスプリング長は短いのに初速が0,2g弾で100m/s超えちゃったんで、
スプリングを一巻きずつカットして初速94m/s前後に落ち着きました。
M73を分解したら、イサカを何回も分解するのは全然苦になりません(笑)
M73の取説がないので組み立てる時にも難儀しました。
なんとか組み立てて、BB弾を装填してコッキングをすると・・・コッキング軽ぅ!
しかもトリガープルまでうちのL96並に!
テンション上がりまくりで初速を測ろうともう一度コッキングすると・・・ あれ!?
シアがかかってる感触がない。もう一回・・・
アカン! やってもうた~!
調子に乗ってシアを削りすぎたようです。
何度も分解するのがイヤで横着した結果がこれです。
仕方がないのでKTWにシアとついでにピストンシリンダーセットの発注をして
このM73にやりたかったもう一つの作業の為の材料も注文しました。
とりあえず、今回はここまで
2015年06月09日
日曜大工
先日は休みの日に天気が良かったので日曜大工しました。
またまたミリタリーと全然関係ないネタですいません。
丸太にホゾを切って柱を作ったので、丸太を使ってDIYする人の参考になればと・・・
今年引っ越した家にテラスがあるんですが、そこの屋根を支えている柱の一本がどうもおかしい。
上のホゾが抜けかけてる!?
脚立に乗って桁を見てみると抜けかけてる方が垂れ下がってるんで、柱の下を見ると
見事に腐ってました!!!
以前からカミさんに早く修理しろと言われてたんで、梅雨と台風の時期が来る前に修理することに。
わざわざ、材料を買ってくるのがイヤだったので自前の材料で
ハマーがログビルダー(ログハウスを造る人)をやっていた頃にキープしていたヒノキ丸太を使用しました。
まずは柱の正確な必要寸法を測る為につっかえ棒をしてジャッキで上げます。
この状態でコンクリートの面からホゾまでの長さを測ります。古い柱は簡単に抜けてしまいました・・・
見えている部分の寸法と埋まっている部分とホゾの長さを足して全長を決めます。
元々の埋まっている部分が130mmで上のホゾ長は100mmあったのですが、屋根がついてる状態で差し込めるわけないので
上のホゾ長は60mmにします。これなら6型の丸ノコなのでホゾ作りも楽になるでしょう~
全長が決まったら必要な長さに数mm余分に丸太をカットします。大きい丸ノコがあれば楽なんですけどね、今は6型しか持ってないいんで。
ぐるりと一周切ると、ちょっと刃の長さが足りなかったんで手ノコでギコギコきると
おおっ!久しぶりに丸ノコ使った割にはキレイに切れてます。ラッキー、これで木口の墨付けもやり易くなります。
墨付けの始めに、丸太の芯を決めて垂直のラインを書きます。この時に丸太が動かないように注意しましょう。
垂直のラインが書けたら、径の半分の位置から直角にラインを書きます。差し金があると楽ですね。
これで芯が中心になる十字のラインができます。
同じことを反対側の木口にも
この時に注意したいのがレベルの向きです。レベルが狂ってることを前提に同じ向きで使います。
これだけで、誤差がかなり減りますからね。
次に登場するのが墨ツボ。長物の木工をする時はあった方がいい道具です。
これで、始めに上の墨を打ってしまいます。木口のラインが垂直になってるので簡単です。
これを木口の十字線の端から丸太の4方向に打ちます。
これで、丸太のどこを切っても側面の墨からラインをつなげば芯がわかる状態になります。
柱の下の差し込みは固定用の羽子板金物がコンクリートから出ていたので、金物が付く面だけ余分に面を取る必要があります。
広い面があるとそこからの加工がし易くなるので、そちらから加工をします。
これも上のホゾを付ける面に同じラインを引き、横から墨ツボで墨を打つと正確なカット面がわかります。
カットするラインが書けたら、チェーンソーで粗切りする為に割れ防止のケガキをします。要は切り目を入れることですけど。
ここでログビルダー時代に自作したケガキ用のカランビット。
この刃の形はケガキには便利です。カッターナイフでもいいんですけど、そこはコダワリで(笑)
墨に沿って切り目が入ってるのがわかるでしょうか?この墨のちょっと上をチェーンソーで切っていきます。
面が荒れているのでカンナでキレイに面を整えます。
底から130mmのところで他の3方向は丸い面を残します。墨に沿って差し金を2本使うと正確な位置が出せます。
上のハンマーは差し金が動かないように重しにしてるだけです。念のため
ちょっとでも楽できるように面を取った所から丸ノコで下に刺さるホゾの切込みを入れます。
丸ノコで切れる所はできるだけ切ってしまいます。手ノコでは結構難儀するので・・・
他の3面は丸いまま残すので手ノコで切り目を入れて、木口から切れ目にノミを差し込んで叩くと
パッカーンって感じにキレイに割れてくれます。木は縦の繊維に沿って割れやすいので、これを利用します。
残りの3面ができたら、後は結構楽になります。
丸太の3側面に長さの基準位置ができたので、そこからスケールで上のホゾの付け根も書くことができます。
ホゾの先も正確に切ってしまいます。
キレイにした木口にホゾのラインを書き込みます。
後はこのラインに沿ってホゾの長さ分刃を出した丸ノコで木口から切っていくだけ。
この時に丸ノコをねじるとキックバックが起こって危険なので慎重かつ大胆に!
4方に切り込を入れたら、ホゾの付け根に書いたラインに沿って手ノコで切れ目を入れていきます。
ここでも木口側からノミで叩くと簡単に割れていってくれるので気持ちいい作業です。
四方が切り終わるとこんな感じに。
桁の下面より丸い面がはみ出さないように斜めにカット。ホゾの角も面取りして刺さり易くしておきます。
これで柱の加工は終わりです、それにしてもこの日はホンマに暑かった~
下の加工が終わった時点で下には塗ってたんですが、上のホゾ周りにも念のためにクレオソートを塗りました。
クレオソートが乾くのを待つ間に上に塗る塗料を買いに行きました。ついでにビールも!
ビールを飲みながら気持ちよく塗装して、まったりしてから取り付け。
奥に見える柱より太いし形は違うけど、強度的には問題なし。ヒノキやから前より強いかも。
反対側から見た
物がぎょうさんあるのは勘弁して下さい。片づける場所がないもんで・・・
面取りがなければ、丸太にホゾを作る作業に必要な道具は
スケール・差し金・レベル・墨ツボ・手ノコ・電動丸ノコくらいかなぁ
あれば、電動カンナやチェーンソーがあると何かと便利です。
丸太にホゾが切れれば、簡単な東屋や家具なんかも作れると思うので丸太を使ってDIYを考えてる方の参考になればと思います。
またまたミリタリーと全然関係ないネタですいません。
丸太にホゾを切って柱を作ったので、丸太を使ってDIYする人の参考になればと・・・
今年引っ越した家にテラスがあるんですが、そこの屋根を支えている柱の一本がどうもおかしい。
上のホゾが抜けかけてる!?
脚立に乗って桁を見てみると抜けかけてる方が垂れ下がってるんで、柱の下を見ると
見事に腐ってました!!!
以前からカミさんに早く修理しろと言われてたんで、梅雨と台風の時期が来る前に修理することに。
わざわざ、材料を買ってくるのがイヤだったので自前の材料で
ハマーがログビルダー(ログハウスを造る人)をやっていた頃にキープしていたヒノキ丸太を使用しました。
まずは柱の正確な必要寸法を測る為につっかえ棒をしてジャッキで上げます。
この状態でコンクリートの面からホゾまでの長さを測ります。古い柱は簡単に抜けてしまいました・・・
見えている部分の寸法と埋まっている部分とホゾの長さを足して全長を決めます。
元々の埋まっている部分が130mmで上のホゾ長は100mmあったのですが、屋根がついてる状態で差し込めるわけないので
上のホゾ長は60mmにします。これなら6型の丸ノコなのでホゾ作りも楽になるでしょう~
全長が決まったら必要な長さに数mm余分に丸太をカットします。大きい丸ノコがあれば楽なんですけどね、今は6型しか持ってないいんで。
ぐるりと一周切ると、ちょっと刃の長さが足りなかったんで手ノコでギコギコきると
おおっ!久しぶりに丸ノコ使った割にはキレイに切れてます。ラッキー、これで木口の墨付けもやり易くなります。
墨付けの始めに、丸太の芯を決めて垂直のラインを書きます。この時に丸太が動かないように注意しましょう。
垂直のラインが書けたら、径の半分の位置から直角にラインを書きます。差し金があると楽ですね。
これで芯が中心になる十字のラインができます。
同じことを反対側の木口にも
この時に注意したいのがレベルの向きです。レベルが狂ってることを前提に同じ向きで使います。
これだけで、誤差がかなり減りますからね。
次に登場するのが墨ツボ。長物の木工をする時はあった方がいい道具です。
これで、始めに上の墨を打ってしまいます。木口のラインが垂直になってるので簡単です。
これを木口の十字線の端から丸太の4方向に打ちます。
これで、丸太のどこを切っても側面の墨からラインをつなげば芯がわかる状態になります。
柱の下の差し込みは固定用の羽子板金物がコンクリートから出ていたので、金物が付く面だけ余分に面を取る必要があります。
広い面があるとそこからの加工がし易くなるので、そちらから加工をします。
これも上のホゾを付ける面に同じラインを引き、横から墨ツボで墨を打つと正確なカット面がわかります。
カットするラインが書けたら、チェーンソーで粗切りする為に割れ防止のケガキをします。要は切り目を入れることですけど。
ここでログビルダー時代に自作したケガキ用のカランビット。
この刃の形はケガキには便利です。カッターナイフでもいいんですけど、そこはコダワリで(笑)
墨に沿って切り目が入ってるのがわかるでしょうか?この墨のちょっと上をチェーンソーで切っていきます。
面が荒れているのでカンナでキレイに面を整えます。
底から130mmのところで他の3方向は丸い面を残します。墨に沿って差し金を2本使うと正確な位置が出せます。
上のハンマーは差し金が動かないように重しにしてるだけです。念のため
ちょっとでも楽できるように面を取った所から丸ノコで下に刺さるホゾの切込みを入れます。
丸ノコで切れる所はできるだけ切ってしまいます。手ノコでは結構難儀するので・・・
他の3面は丸いまま残すので手ノコで切り目を入れて、木口から切れ目にノミを差し込んで叩くと
パッカーンって感じにキレイに割れてくれます。木は縦の繊維に沿って割れやすいので、これを利用します。
残りの3面ができたら、後は結構楽になります。
丸太の3側面に長さの基準位置ができたので、そこからスケールで上のホゾの付け根も書くことができます。
ホゾの先も正確に切ってしまいます。
キレイにした木口にホゾのラインを書き込みます。
後はこのラインに沿ってホゾの長さ分刃を出した丸ノコで木口から切っていくだけ。
この時に丸ノコをねじるとキックバックが起こって危険なので慎重かつ大胆に!
4方に切り込を入れたら、ホゾの付け根に書いたラインに沿って手ノコで切れ目を入れていきます。
ここでも木口側からノミで叩くと簡単に割れていってくれるので気持ちいい作業です。
四方が切り終わるとこんな感じに。
桁の下面より丸い面がはみ出さないように斜めにカット。ホゾの角も面取りして刺さり易くしておきます。
これで柱の加工は終わりです、それにしてもこの日はホンマに暑かった~
下の加工が終わった時点で下には塗ってたんですが、上のホゾ周りにも念のためにクレオソートを塗りました。
クレオソートが乾くのを待つ間に上に塗る塗料を買いに行きました。ついでにビールも!
ビールを飲みながら気持ちよく塗装して、まったりしてから取り付け。
奥に見える柱より太いし形は違うけど、強度的には問題なし。ヒノキやから前より強いかも。
反対側から見た
物がぎょうさんあるのは勘弁して下さい。片づける場所がないもんで・・・
面取りがなければ、丸太にホゾを作る作業に必要な道具は
スケール・差し金・レベル・墨ツボ・手ノコ・電動丸ノコくらいかなぁ
あれば、電動カンナやチェーンソーがあると何かと便利です。
丸太にホゾが切れれば、簡単な東屋や家具なんかも作れると思うので丸太を使ってDIYを考えてる方の参考になればと思います。